トモダチ

ヤンチャでハチャメチャ、自信満々なくせに涙もろくて、変なところで気にしい。
些細なことですぐに落ち込んでしまう繊細なトモダチ。

落ち込んだ時に電話をかけてきて
「別に何もないんだけど・・・」とポツポツと喋りだす。
一通り喋って気が済んだら、「長々とごめんね。ありがとう。またね」

ある時、トモダチがいつものように電話をかけてきた。
今までの私なら肯定的な表現しかしなかった。
なのに、その日に限って私は批判的な物言いをした。
その頃、新しいことを始めるトモダチにとっては正念場だった。
自信を持って自分の選んだ道に進んでほしいという気持ちから、わざとキツい言い方をした。
背中を押すようなつもりで。
さらに、電話の途中で来客があったので「お客さんだから、じゃあ」と急いでこちらから電話を切ってしまった。

まさか、この電話が最後になるとは・・・

それから間もなくトモダチは逝ってしまった。

否定的なことを言ったのも、私から電話を切ったのも、あの時が初めてのことだった。
なんであの日の限って、いつもと違うことをしてしまったのか。
せめて、最後に「またね」と言えばよかった。
本当に話したいことは、まだ喋れてなかったんだろうね。
あの時のトモダチに必要なことは、背中を押されることではなく、手を取ってらうことだったような気がする。

後悔してもしきれない。

ごめんね、最後まで話しを聞いてあげなくて。
後から電話を掛け直せばよかった。
私、へぐったね。
アナタの分まで生きるね、とは言わないよ。
だってアナタは希有な存在で、とうてい真似なんてできないから。
もう何もしてあげられない。ただ、手を合わせて冥福を祈るだけです。
こんな言い方変かもしれないけど、幸せになってね。


目一杯の ありがとう を贈ります。

ずっと忘れないよ。
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by art-design | 2012-07-02 17:54 | Comments(2)
Commented at 2012-07-02 23:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by art-design at 2012-07-03 10:50
鍵さま
たまたま、色々な事柄が重なっただけなんでしょうが、それが最後の会話になってしまって、ずっと気になっていたんです。
退院して落ち着いたら連絡入れてみようと思っていたけど、間に合わなくて・・・。
コメントありがとうございました。気持ちが少し楽になりました。